Q11.「産土神(うぶすなのかみ)と氏神は同じ神様なのですか?違う神様なのですか?どうもよく分かりません」
A

「産土神は地球上に人間が誕生する以前の太古から、それぞれの土地を守護して参られた神様です。

 

産土神が守護されている土地に人間が住むようになって、祖先から代々守護いただいている産土神が、氏族の祖先の神である氏神と混同されました。また、居住地の神社に祀られてそこに住む住人を守護する鎮守の神を氏神とも呼ぶようになりました。

 

近世以降では産土神と鎮守の神と氏神を混同して、氏神と呼んでいます。
現代では産土神と鎮守の神と氏神とはほとんど同じ意味ですが、産土神が氏神の元の神様だとご理解ください。

 

そしてここから先は笹本宗園初代会長の教えに基づいて、宇宙神道の提唱者である笹本宗道が正神崇敬会の神論をお伝えさせていただきます。

 

宇宙統治の神におわす天照大御神の愛の神霊エネルギー(太陽エネルギー)を、地球上の生きとし生ける命を育む力に変換して生かしてくださり、運命を導いて下さる神は佐田彦大(御)神です。佐田彦大(御)神は地球上の地表すべての守護神におわします。海底の表面もまた佐田彦大(御)神が守護なさられています。

 

佐田彦大(御)神は、稲荷神界の長におわすと同時に、太古より産土神の長でもあられるのです。
佐田彦大(御)神から地球上の各地域ごとのブロックの守護を任されている神が産土神いという認識です。

 

神様の世界も地域の自然もすべてつながって成り立ち、そのおかげの上に私たち人間は生かされています。
私たちは日々、方々の遠隔地の産土神のおかげと人間の労働のおかげで、広くは世界各国、日本全国津々浦々のお米をはじめ、穀物、野菜、果物などの食物や、運輸交通、生活にかかわる様々なおかげを数多の産土神よりいただいて生かされています。

 

これら正神界の普遍の神々は悉く、私たち人間が感謝崇敬すべき尊い神々におわします。
産土神のことを氏神と認識しているのみでは、どうも視野が狭くなってしまうようです。

 

地球レベルで人間の活動が営まれている現代社会では、広く神々の世界の本質を学んでいただいて、神の世界も自然界も人間一人ひとりもみんなつながって人間として生かされているのだという意義を問うていくことが、大切なのではないかと思われます」

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