Q8.「幽体離脱について解説していただけますか?」
A

「正神崇敬会へお見えになられたある女性から、寝ている時に白いフワフワした煙のようなモノが口から出ていって、寝ている自分自身の姿を眺めている体験をしたのだというお申し出がございました。
その方から『幽体は体のどの部分から抜け出るのでしょうか』という質問を受けましたので、解説させていただきます。

 

①口からエキソプラズマが出ている古典的で分かりやすい例は、公益財団法人日本心霊科学協会で発行されている「心霊研究」や、学研の「ムー」などには、しばしば登場しているとおりです。
その他に幽体が出やすい場所としては、②眉間、③頭頂部の百会が上げられます。
その他に、④おへそ、⑤胸部から離脱することがあります。

 

心停止、呼吸停止して仮死状態に陥って、幸運にも蘇生した方々からは、三途の川、トンネル、この世とあの世の間にそそり立つ高い崖が出てきて、その先の向こうの世界はお花畑だったり、明るい光が溢れた世界であったという共通した話を聞かされます。

 

また、自殺を計って蘇生した人の場合には、落ちて行った向こうの世界は、暗黒の冷たい世界だったと一様にコメントされています。あの世を垣間見て生還できた方々は、幽体が肉体から抜け出して、糸のように細く延びた幽体の一部が、間一髪ギリギリのところで肉体から切れなかったために、この世に戻って来ることができたのです。

 

このパターンの幽体離脱はこの世の三次限の世界と、あの世の霊界(極楽浄土・天国)ないし幽界(地獄)との、次限の違う世界を移動するパターンです。

 

この世の空間を移動するパターンの幽体離脱では、たとえば寝ている間や昏睡状態のときに遠隔地の様子を見て来て、目覚めてから現実と符合する様子を語り出すなどの例を上げることができます。

 

また、未来を見てくる正夢も幽体離脱です。このパターンの幽体離脱は、幽体に乗った意識が現在から未来へ向って時間に先行して移動して、現在に戻ってきたパターンです。
霊体質であった私は、子供の頃からしばしば正夢を見ましたが、実はこのパターンの幽体離脱を知らない間にしていた訳でした。

 

超能力者の予知能力は、コントロール可能な幽体離脱が少なからず関与しているということになります」

 

(参考文献 立花隆著「臨死体験」<上・下> 文藝春秋刊)

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