千葉県柏市・正神界の竜神様から生命力強化の御守護を賜り、奇跡的に三途の川を渡らずに助かったお兄さん 正神崇敬会(実例50)

本話の依頼者の千葉県柏市に在住のSさんは私の友人です。Sさんが『奇跡だ』とおっしゃっているお話というのは……。

「会長、おかげさまで兄貴がよくなったよ」

「そうですか、Sさん、それは本当によかったですね」

「はい。本当に奇跡ですよ。六人の兄弟と親戚の誰もが、兄貴はだめだと思っていたんですよ」

二月二十六日午後四時に、仕事の合間に正神崇敬会に立ち寄られたSさんとの、開口一番のやりとりでした。Sさんとは知り合って二十五、六年になります。私より七才年上の友人です。
お兄さんは、意識不明、瞳孔が開き、人口呼吸器を取り付け、市立病院の集中治療室に入院して一週間余りが経過しておられました。

二月十四日の晩、久しぶりにSさん宅へ遊びに行きました折、お兄さんが入院していて〈いい状態ではない〉旨を、Sさんからお聞きしました。

「どうだろうか、会長、一つ兄貴のために神様にお願いしてもらえませんか」

「分かりました。でもSさん、一杯(お酒を)御馳走になっていますから、今は出来ません。
明日の朝一番に神前に来て下さい。その時、精一杯お仕えさせていただきます」

「分かりました。それじゃよろしくお願いします」

翌、十五日(日)の午前九時に正神崇敬会へ参られたSさんを介して、お兄さんの体の守護祈願、お祓い、神気充電、竜神界守護強化祈願、魂(奥の業因縁)のお祓いと浄化、他をお仕え致しました。
後半は、Sさんと共に三十分以上、お兄さんの回復へ向けた願いを真剣に正神に祈願奉りました。

「これで兄貴は大丈夫でしょう」

「そう、大丈夫です。よくなられます」

お祓いと真剣な祈りの後のSさんの発言に、このようにお答えさせていただきました。

「あの日、会長は私に兄貴は助かると言ったよね。会長だけですよ。実は、兄貴の家族と親戚の誰もが『もう兄貴はだめだ』と思っていたんだ。会長には兄貴の先が見えて(分かって)いたんだね。
おかげさまで兄貴は意識を取り戻して、顔にも赤みがさしてきました。家族中が風邪で寝込んでしまったなかで、元々あんなに細いのに何も食べず、水だけで『俺はこれでいい』と一週間とおした末に、救急車で病院へかつぎ込まれましてね。喉を切開しているのでまだ話はできないんだけど、私が『兄貴、どうだ』と話しかけると、声にならない声で『アア』と答えて、ヒョロヒョロした字で紙に書いてね。きっと兄貴は〈あの世〉を見てきているはずだから、話ができるようになったら聞いてみようと思ってるんだ」

「きっとそうですね。本当によかったですね」

「いや、本当にありがとうございました」

それからしばらくしてSさんとお会いした時のSさんのお話です。

「いやー、会長、やっぱり兄貴は三途の川を見ていましたよ。兄貴はこう言っていました。
『オレはな、まっ暗闇の場所に立っていたんだ。足元から先がぼんやりとほの暗い下り坂になっていて、その先に川があって向こう岸は奇麗な花がいっぱい咲いている明るい世界だったよ。オレが見てきた三途の川の幅が6、7メートルでそんなに深くない小さな川だった。
下り坂をふらふらと下りて行って、向こう岸にスーッと吸い込まれるように川に入りかけた時に、
「兄貴、しっかりしろよ、兄貴、兄貴」って弟のお前の大きな声が背後の暗闇から聞こえてきたんだ。
それでオレははっと我にかえって、お前の声のする暗闇の方へ向って走り出したんだ。
そうしたら、意識がもどったんだよ』と。

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