神取次 審神者 会長笹本宗道
8月15日、柏市在住のKさんがチワワ犬のクレちゃんの御霊の供養に正神崇敬会へ参られました。
Kさんは人の面倒見も動物の面倒見もいい優しい心の女性です。
「先生、きょうはクレの命日なんです。供養をお願いします」
「Kさん、そうでしたか。承知致しました」
Kさんは心臓と脚が弱っているクレちゃんの看護と介護に全力を尽くすために、クレちゃんが亡くなる約2年前から仕事をやめて、つきっきりでお世話をされました。
Kさんの愛情をいっぱいいっぱい頂いて、肉体から魂が離れたクレちゃんは、神様から強力な御霊の浄化供養を賜り、すでに高い世界へ上がっています。
Kさんはお盆の最中に亡くなったクレちゃんのあり日の姿を忍び、また神上がりした御霊が生々と安らかでありますようにと願って、追善供養に参られました。
「クレちゃんが亡くなって何年になりますかね」
「5年になります」
「そうですか。早いですね」
「Kさんがクレちゃんを連れて正神崇敬会へ個人のお祓いに時々見えた時に、一緒に来たクレちゃんは御神前でいつも大人しく神妙な姿で神様のお祓いを受けていましたね。
本当にいい子でしたね」
「こちらへきて神様の前にいる時だけは本当に大人しくしていました。
でも、家にいる時は小さな体でわが者顔で母に対して噛みつかんばかりの勢いで(油断すると本当に噛まれます)プレッシャーをかける気が強い女の子でした。
母も強い人ですが、「2階の自分のテリトリ-には勝手に来るな」とすごんで圧力をかけて向ってくるクレにはたじたじでした」
「そうでしたか。
クレちゃんは本当に可愛い、いい子でした。
お母さんも元気ですか」
「はい。おかげさまで元気にしています」
「そうですか。それはなによりです」