千葉県・祓行を続けるなか、研究論文は認められ、緑内障も快方に向かう 正神崇敬会(実例148)

◎佐久間寛之さん(仮名)◎医師

▶研究論文が認められ、世界的な紳士録に自身の経歴が掲載される
今日まで、正神界の神々様からいくつもの証をいただいてまいりましたが、そのなかから、自分なりに選んだエピソードをいくつかご紹介させていただきたいと思います。
平成18年(2006)には、四年間にわたってつづけてきた研究の成果をまとめた研究論文が認められ、アメリカの出版社が発行している世界的な年鑑版紳士録に自身の経歴が掲載されるという、望外の喜びがもたらされました。
この紳士録への掲載候補は調査員によって専門分野ごとの具体的な選択基準に基づいて選出され、編纂された紳士録は、世界各国の主要図書館や企業などに所蔵される、権威あるものとして知られています。
自身の論文が、そのようなところで検討の対象になっているとは夢にも思っておりませんでしたので、アメリカの出版社から掲載候補に選ばれた旨を知らせるメールが送られてきたときは、はじめは何のことかピンとこなくて首を傾げていたほどです。毎年、掲載される人物のほとんどがアメリカ人。日本人の、ましてや一介の勤務医である私の論文が目にとまるなど、本当に驚くべきことです。
過去の前例では、博士号の取得に際しては一本の研究論文の提出で可とされてきましたが、私には、二本の論文提出が求められました。大学病院での勤務もあり、なかなか厳しい条件ではありましたが、目の前の現実を受け入れ、コツコツやる以外に道はありません。おそらくその研究には六~八年はかかるだろう、というのが私の予測でした。
ところが、研究は予想以上に順調に進み、実際には四年という短い期間で終了にこぎつけることができたのです。
その間、二~三回、研究を早く終えることができますように神様にお願いしますと会長に申し出、お祓いをしていただいてきました。
神様は、研究がスムーズに進み、早く終えられることと同時に、紳士録への経歴掲載という、思いがけないプレゼントまでお与えくださったのです。
会長にご報告させていただいたところ、
「二本の論文提出を課せられたとき、不満を抱かなかったことは正解でしたね」とおっしゃいました。
たしかに、あのとき課せられた条件を不服に思い、良からぬ想念を心に抱いていたら、神様からこのような証はいただけなかったかもしれません。
日頃の心の持ち方がいかに大切かということを再認識すると同時に、神様のお力のありがたさを目の当たりにした出来事でした。

▶意識が戻り、父娘の会話を交わしてあの世へ旅立った娘さん
正神界の神々様からいただく奇跡は、私のまわりにも広がっています。
以前、ある患者さん(男性)が、肺炎がもとで意識障害を起こしてしまった娘さんと、なんとしても意思の疎通をはかりたい、助けてほしいと病院に駆け込んでこられたことがありました。娘さんは二十代半ばで、ダウン症という先天性の病気を持っておられました。
人工呼吸器をつけた娘さんの意識は戻らず、いつ亡くなってもおかしくないような危険な状態がつづきました。
私は考えた末、笹本会長を訪ね、個別のお祓いをお願いしました。
会長のお祓い浄霊はふだんより長い時間をかけて行われましたが、娘さんがもともと持っている業因縁がかなり深いものであったことをあとで知りました。
幸い、お祓い浄霊していただいた日の翌日、奇跡的に娘さんの意識が戻りました。お父さんの願いが通じたのです。周囲の看護師も、この大きな変化には本当に驚いていました。
結局、娘さんは意識が戻ってから三週間後に肺炎がもとで亡くなりました。しかし、そのあいだ、父娘はかけがえのない時間を共にすごすことができたのです。

▶禊行をつづけるなか、緑内障が快方に向かう
かつての私は、お願い事の成就率が92パーセントときわめて高いことに心が流れ、自分に都合のいいお願い事しかしてきませんでした。
最近、そのような自分の傲慢さ、我欲の強さに気づかせていただきました。本来、自身の成長のためにやるべきことがあったわけですが、私はこれまで、どこかで修行から逃げていたのです。
人間は易きに流れるとはよく言われますが、安易に生きていると、どうしても自己中心的になりがちなものです。自分のことだけを考えて生きる、家族のことだけを考えて生きる、ということは易しいことで、そういう自己のとらわれを少しずつ手放し、もっと広い世界のことを考えて行動できる人間に成長していきたいと願っています。
一歩でも前進したい、自分が持っている業因縁にふりまわされないように、自身を鍛えていきたいと思い立ち、平成18年(2006)の11月から禊行をはじめました。
おかげさまで、この行をはじめてから緑内障の炎症が急速に治まりはじめ、各段に良くなってきています。自身の業因縁を大元の神様に祓っていただけることは本当にありがたいことと、心から感謝しております。
自ら進んで修行させていただこうと決意するまでには時間がかかってしまったわけですが、これからは修行を通じて誠を磨いていきたい、そう願っています。
今までは、ものごとに対して損得勘定による合理性を追求してきたわけですが、これからは損か得かではなく、誠かどうかでものごとを計ることができるように、自身の心境を変えていきたいと願っています。

神通霊能者 笹本宗道著 「宇宙神道―神々の救済」 より引用

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